他人事じゃありませんな

http://anond.hatelabo.jp/20110816094649


イギリスの暴動、あんまり深刻に考えていなかったんですが、
結構、これ、深刻だったんですね。


僕が考えるに、こういうことです。


資本主義社会が発展し、労賃的に他国にその社会が
かなわなくなると、産業が海外流出していきます。
その国の大資本は他国に工場を作るので、高額所得者の
所得は、企業の利益がむしろ増大していくので、増大して
いきますが、工場労働者の労賃は、貧しい他国に競争を
強要されるので、低下していきます。
つまり、所得の格差の拡大が起こっていくわけです。


これは議会制民主主義の議席構成に影響を与えることになります。
つまり、数年前の日本で民主党が政権を取ったようなことが
起こることになるわけです。
国際競争力維持のための、
小泉政権での派遣労働の解禁
→労働者賃金の低下
→労働者の不満の増大
→何かが起こる。政権交代、暴動、秋葉原事件、etc


この段階に発展した資本主義社会では、
失業と労賃の低下に苦しむ労働者階級に向けた
福祉政策が必然的に拡充されていきます。
簡単に言うと、仕事がないので、日本で言うと、
生活保護世帯が激増していくことになります。


あとは説明の必要はないですよね。イギリスの現在が
待っています。
多分、数年、数十年後の日本の未来が、現在のイギリスなんでしょう。


重要なのは、この変化は不可避だ、ということです。
マルクスが予言したように。